NRW州はドイツ最大のメディア拠点です。現在約6万3000社のメディア関連企業がNRW州に拠点を構えており、33万5000人を超える従業員を雇用しています。NRW州のメディア産業は他の州を大きく引き離し、1180億ユーロの総売上高を上げています。またドイツで制作されるテレビ番組の三分の一はNRW州で制作されています。
NRW州は制作・撮影拠点としても、また国際共同製作パートナーとしても、高い人気を誇っています。アカデミー賞ノミネート作品の「アメリ(原作タイトル:Le fabuleux destin d’Amélie Poulain)はケルンでも撮影されました。また2008年にはラース・フォン・トリア監督がウィレム・デフォー主演の新作映画「Antichrist」を一部、NRW州で撮影しました。またヨーロッパの最大の映画・テレビ製作スタジオであるケルンMMCスタジオではスティーヴン・フリアーズ監督、ミシェル・ファイファー、およびルバート・フレンドが、「Chéri」の撮影で共同作業を行いました。さらにその前には、ケイト・ウィンスレットと ラルフ・ファインズが、ベルンハルト・シンク監督の小説「朗読者」の映画化に向けて、ケルンのスタジオでゲスト出演しました。NRW州のメディア産業の特徴は、最適な製作環境、抜群のロケーション、専門性高い製作チームが存在すること、また充実した資金調達プログラムが提供されていることです。その中には、NRW映画財団の助成プログラムやNRW.Bankの映画融資プログラムなどがあります。
放送局、ネットワークプロバイダーおよびコンテンツ企業が見事に混在するNRW州は、融合メディアの技術革新を実現する最適な拠点です。この分野での主な著名企業であるエレクトロニック・アーツ社, リサーチ・イン・モーション社 (RIM)、マイクロソフト社、T-Mobile社、ボーダフォン社, Brainpool TV社、テレショッピングチャンネルQVC社などが拠点を構えています。またNRW州には公共放送局の西部ドイツ放送(WDR)、全国放送のドイツ放送、民放の地方ラジオ放送局も拠点を構え、様々なラジオ放送局が存在しています。さらに新聞においてもハンデルスブラット紙、ラインポスト紙、ヴェストドイチェ・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙、ヴェストドイチェ・ツァイトゥング紙、ノイエ・ヴェストフェーリシェ紙など各種多様な新聞が発行されています。