年間の宿泊数が4000万泊を超すNRW州はドイツでも魅力的な観光地の一つです。最も人気ある観光スポットはケルン大聖堂です。ケルン大聖堂はアーヘン大聖堂およびブリュールのアウグストゥスブルク城と共にユネスコの世界文化遺産に指定されています。また90年代にはルール地方の工業文化の名所52カ所を結ぶ観光ルート「工業文化街道」が出来ました。ルートには、ユネスコ世界文化遺産であるツォルフェライン立坑を始め、近代産業文化に欠かせない多くの産業施設が含まれています。
ほぼ180ヶ所に及ぶ劇場がNRW州の演劇界を特徴付けています。中でもボッフム劇場(Schauspielhaus Bochum)は、世界に名を馳せる総監督ペーター・ツァデックとクラウス・パイマンが率いたドイツ有数の劇場です(現在はElmar Goerdenが引き継いだ)。またケルンのフィルハーモニー管弦楽団(Philharmonie Köln)やドルトムントのコンサートハウス(Konzerthaus Dortmund)では、一流の国際音楽家のゲスト公演が行われ、パイプオルガン・合唱コンサート、クラシック、あるいはジャズなど幅広いジャンルの演奏が行なわれています。さらにポップやロックのコンサート、そしてミュージカルも数多く開催されています。
NRW州はドイツのダンス文化の中心地の一つとなっています。世界に名を馳せる監督・振付師ピナ・バウシュが率いるヴッパータール舞踊団(Tanztheater Wuppertal)は世界的に有名です。
NRW州にあるほぼ680ヶ所の美術館には年間 1470万人が訪れています。例えば、デュッセルドルフNRW州立美術館(Kunstsammlung Nordrhein-Westfalen)では20世紀の偉大な芸術家の作品が見られます。ケルンのルートヴィッヒ美術館(Museum Ludwig)はヨーロッパ有数の現代美術館です。
NRW州で開催される多数のフェスティバルは国際的にも評価されています。 その中には、ケルン国際文学フェスティバル(lit.COLOGNE)やオーバーハウゼン国際短編映画祭(Internationalen Kurzfilmtage Oberhausen)、また、古い産業施設を会場とするルール・トリエンナーレ(RuhrTriennale)があります。
エッセン市は2010年の「欧州文化首都」(„Kulturhauptstadt Europas“)に指定されました。ルール地方を代表する町としてエッセンにこの称号が与えられたのです。欧州文化首都年の準備と実施に向け、ルール地域連合(RVR)、NRW州、エッセン市およびルール・イニシアチブグループが2007年に「欧州文化首都2010年運営協会(RUHR.2010)」を設立し、2007年初頭から活動しています。