
ルール地域は大都市圏を形成しており、NRW州の産業中心地です。面積は4435㎢で州の13%を占め、ここに州の人口の三分の一に値する約530万人が住んでいます。ルール大都市圏は、53の市町村から成る4つの郡と11の独立市により構成されています。人口密度は1190人/㎢で、ロンドンおよびパリに次いでヨーロッパ第三番目の人口集中地域です。
ルール大都市圏では15万3000社の納税企業が225万人を雇用し、2005年度には約1260億ユーロの国民総生産高を産出しました。その内訳は70.7%がサービス業、28.1%が製造業によるものでした。ドイツの売上高トップ100社のうち18社が、そしてトップ500社のうち49社がルール大都市圏に拠点を構えています。その中にはRWE社、ティッセンクルップ社、カールシュタット社、ホッホティーフ社、RAG社およびアルディ社など有名企業が名を連ねています。
ルール大都市圏がサービス・ハイテク拠点に発展する過程で、化学、健康産業、エネルギー、情報通信技術、機械製造、医療技術、マイクロシステム技術、ロジスティクスおよび新素材分野が中核産業として成長しました。
これらの研究集約型産業の成長を支えてきたのが密集する大学・研究機関です。ルール大都市圏には5校の総合大学、9校の専門大学、1校の芸術大学、3カ所のマックスプランク研究所、4カ所のフラウンホーファー研究所、4カ所のライプニッツ研究所、さらには130カ所の大学外の技術・研究機関があります。このような学術の密集した環境により、専門後継者の養成と技術移転が可能となっています。
またルール大都市圏にはヨーロッパ有数の交通インフラが整備されています。598 kmに及ぶアウトバーン、 70 カ所の駅、5 つの操作場、272 km の水路、世界最大の内陸港デュイスブルク、ドルトムント空港、さらには近郊のデュッセルドルフおよびケルン/ボン空港などのインフラによって、あらゆる方面へ抜群のアクセスが確保されています。