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NRW Cities and Regions
ドイツNRW州の都市と地域

Essen - エッセン市

2010/01

NRW Cities and Regions
ドイツNRW州の都市と地域

Essen - エッセン市

2010/01

エッセン市 - ルール大都市圏の経済・文化中心地

(1)エッセン: 活気に満ちた大都市

(1)エッセン: 活気に満ちた大都市 (写真提供:ペーター・プレンゲル/エッセン市写真保存機関)

2010年欧州文化首都に選定されたエッセン市。エッセン市といえばコンサートの町、大学の町、見本市の町、ショッピングの町、文化都市、自然都市など多くの特徴を挙げることができる。これを一言で表現すれば、エッセン市は多面性を持った魅力溢れる大都市と言える。

エッセン市の歴史は1150年以上も前に遡る。今では人口約60万人のドイツの大都市に発展し、経済拠点として名を馳せている。またルール大都市圏の中心に位置することから、顧客・販売・労働力としてのポテンシャルを持つ全住民約530万人の大都市圏にアクセスできる。

またヨーロッパ最大級の人口密集地域の中心地として、国際交通網に組込まれた抜群のインフラを有している。そのため、どこからでも簡単にアクセスすることができる。エッセン市にはティッセンクルップ社、RWE社あるいはエーオン・ルールガス社等のグローバルプレイヤーのみならず、約1万3000社を数える多数の中小企業が本社を構えている。

さらにエッセン市は見本市都市としても世界的知名度が高い。毎年約50の見本市及び展示会が開催され、世界各国から150万人の来場者が記録されている。こうしてエッセン見本市は、ドイツ見本市のトップテンに発展している。またエッセン市は魅力あるショッピングの町としても広く知られている。

(2)バルデネイ湖は人気高い行楽地

(2)バルデネイ湖は人気高い行楽地 (写真提供:エッセン市写真保存機関)

エッセン市は生活の質が高い都市としても知られている。市内には身近な余暇空間として数多くの公園、ゴルフコース、自然保護地域、森及び湖が存在し、ドイツでも最も緑が多い大都市の一つに数えられている。このような余暇空間は市の半分近くの面積を占めている。

(3)エッセン・フィルハーモニー

(3)エッセン・フィルハーモニー  (写真提供:ペーター・ヴィーラー/エッセンマーケティング社)

かつてのルール工業地帯の石炭・鉄鋼に代わって、今は文化がエッセン市の新しい活力の源となっている。劇場、美術館、展示会、フェスティバル、ミュージカル、コンサート等、エッセン市では文化プログラムが目白押しである。炭鉱や工場の跡地は創作活動拠点に姿を変え、工場の建物はミュージカルシアター、イベントホール、または音楽学校に様変わりしている。これらかつての生産拠点が、創作や文化の発信地として新しく生まれ変わっていることを示している。

(4)ツォルフェライン炭坑産業遺産群

(4)ツォルフェライン炭坑産業遺産群 (写真提供:ペーター・ヴィーラー/エッセンマーケティング社)

「文化による変革 — 変革による文化」をモットーに、2010年、エッセン市は多数のプロジェクトを実施しながら、その多面的な文化・創作活動、並びに重工業からサービス・文化中心地へと変革を成し遂げたルール地域の将来性溢れる姿を紹介していく。ユネスコ世界遺産に登録されているツォルフェライン炭坑産業遺産群はその象徴である。こちらでは、現在世界的に有名なレッド・ドットデザイン賞の展示会が開催されています。

(5)ドイツ帝国成立と共にドイツ重工業の発展が始まった。アルフレッド・クルップはエッセン市でクルップ鋳鋼工場を建設し、その後、エッセン市は数万人の人口を抱えるいわゆる「クルップ市」に発展した。1873年にクルップ家の邸宅・迎賓館として建てられたヴィラ・ヒューゲルでは、今日、定期的にコンサートや展示会が開催されている。

(5)ドイツ帝国成立と共にドイツ重工業の発展が始まった。アルフレッド・クルップはエッセン市でクルップ鋳鋼工場を建設し、その後、エッセン市は数万人の人口を抱えるいわゆる「クルップ市」に発展した。1873年にクルップ家の邸宅・迎賓館として建てられたヴィラ・ヒューゲルでは、今日、定期的にコンサートや展示会が開催されている。 (写真提供:ペーター・ヴィーラー/エッセンマーケティング社)

エッセン市は昔から一貫して高い水準の建築及び造形に力を入れてきた。このことは、現在実施中の数々の建設プロジェクトにも見て取れる。例えば、「大学街 - エッセン緑の中心地」プロジェクトでは、高級住宅、事務所、レストラン並びに各種店舗の建設のみならず、緑と水で溢れる空間も計画されている。


エッセン市 - 多才な経済拠点、且つエネルギー重要拠点

エッセン市は経済面でも大きく評価されている。ドイツの大手企業100社の内、9社がエッセン市に本社を置いている。さらに1万2600社の中小企業も拠点を構えている。エッセン市の強みは特に情報通信、環境、水利技術及び教育産業にある。またエッセン市は「医療・健康都市」でもある。医療・健康産業には約4万人が従事しており、重要な経済分野となっている。活発な医療研究を背景に高水準の医療サービスが提供されている。例えば、エッセン大学病院の「エッセン・西部ドイツプロトン治療センター」ではプロトン癌治療を2010年4月からスタートさせる。

創造性豊かなエッセン市はヨーロッパレベルでも高い評価を得ている。オランダの経済新聞Het Financieele Dagbladでは、エッセン市は創造性豊かな欧州都市上位50位にランクインし、ロンドン、パリ及びベルリンなど大都市を大きく引き離している。


エッセン市 - 「ヨーロッパのパワーハウス」

エッセン市の主要経済はエネルギー産業である。中でも、エネルギー生産と供給、エネルギーマネジメント、燃焼装置技術、タービン製造、発電所技術、燃料電池、多目的インフラサービス、再生可能エネルギー等のエネルギー技術の分野が盛んである。エネルギーミックス及びエネルギー生産技術に関し、ここで戦略的決定が下されている。

ヨーロッパ屈指のエネルギー産業拠点であるエッセン市には電気・ガス・石炭市場で活躍する多数の国際企業が本社を構えている。その中には、ヨーロッパ電力市場及びドイツガス市場でトップの座を占めるRWE社及びエーオン・ルールガス社がある。

そしてドイツ最大の電力会社であり、同時に世界最大の褐炭生産会社であるRWEパワー社もエッセン市に拠点を構えている。さらにはRWEグループのエネルギー国際調達、商取引及び大口顧客販売を担当するRWE取引フロア(商取引スペース)もエッセン市に置かれている。この種の取引フロアとしてはヨーロッパ最大である。

さらに石炭及び再生可能エネルギー源による発電を手がける大手メーカーエボニック・インダストリーズ社もエッセンに立地している。その他、エッセン市には中小のエネルギー関連企業が多数拠点を構えている。各社の専門的な生産・サービス活動により「エネルギー」の重要なバリューチェーンが構成されている。


「メイド・イン・エッセン」発電所技術

エボニック・インダストリーズ社は世界中の発電所の計画・開発・建設・操業を手がけ、数十年にわたり自社あるいは顧客の発電所で多数の経験を集めてきた。またBHR高圧配管施工社も発電所技術を専門とし、世界中の発電所及び原子力発電所で水蒸気循環系配管システムの施工を行っている。

さらにエッセン市に拠点を置く制御装置メーカーのPowitec社は、複雑な産業用生産プロセスを制御する革新的な情報システムを開発・生産している。一定のソフトとハードの組み合わせにより、石炭火力発電所の燃焼プロセスを改善し、二酸化炭素排出量を削減できる。


「再生可能エネルギー」の専門家

(6)RWE Innogyが投資した都市型風力発電機

(6)RWE Innogyが投資した都市型風力発電機(写真提供:エッセン経済振興公社)

再生可能エネルギーにおいてもエッセン市に拠点を構える企業は多岐にわたるノウハウを有している。例えばRWE Innogy社は約5000万ユーロの自己資本を複数の再生可能エネルギー技術に投資をしており、ヨーロッパ屈指のベンチャーキャピタル投資会社となっている。特にヨーロッパのオン・オフショア風力発電プロジェクトに主眼を置いている。

またエッセン市に拠点を置くENRO-Energie SE社も再生可能エネルギーを活用した熱供給を主要事業としている。 地表近くのあるいは地下深部の地熱資源を活用すべく、傘下の子会社及び関連会社と共に、戦略・技術・運営の専門能力を束ねた企業となっている。


研究開発で常に一歩リード

(7)デュイスブルク・エッセン 大学の水素リアクター

(7)デュイスブルク・エッセン大学の水素リアクター(写真提供:エッセン・デュイスブルク大学)

優秀な研究開発機関及び教育機関を背景に、エッセン市は抜群の研究環境を有している。デュイスブルク・エッセン大学ではエネルギーに関する多数の専門的教育や研究が行われている。例えば、同大学の「材料学研究所」は有機太陽電池の研究に2年前から取り組んでいる。

有機太陽電池により高効率で低コストの太陽光発電が将来可能になると期待されている。有機太陽電池は安価な材料の基板に印刷する要領で作成されるため、比較的簡単に生産できる。有機太陽電池は透明であることから、建物等に設置することで、光を透過すると同時に発電も行えるという大きなメリットを持っている。

またデュイスブルク・エッセン大学の「環境プロセス技術及び設備技術」講座では、「石炭火力発電所の二酸化炭素低減追加装備分析」プロジェクトの枠内で、排気ガスから気候変動要因である二酸化炭素を分離するために、石炭火力発電所で今何を考慮しなければならないかを調査している。

もう一つの「排ガスから二酸化炭素を分離する化学吸収法」プロジェクトでは、アミン及びカルボナート溶液等を実際に火力発電所で使用しながら検証を行っている。両プロジェクトは、低二酸化炭素火力発電所に向けて大きな役割を果たしている。

また「都市水と廃棄物」講座では数年前から再生可能エネルギー生産に関する研究が行われている。廃棄物と排水を大量のエネルギーを使って処理するのではなく、エネルギー源として活用する考えである。これに基づき、易分解性排水から生物学的水素生産という特許が生まれている。


見本市及び会議

エッセン市は毎年、多数のエネルギー関連の催し物やリーディング見本市E-WORLD - ENERGY & WATER(国際エネルギー・水専門見本市・会議)を開催している。これによりエッセン市は名実ともにエネルギー関係者が一堂に会する都市となっている。

さらに2010年5月16日から21日、エッセン見本市会場では第18回世界水素エネルギー会議(WHEC 2010)が開催される。ここに世界各国の研究者が集まり、未来のモビリティーに必要不可欠なエネルギー源である水素について議論する。

またエネルギー研究開発機関やその他の関連機関、並びにエッセン市の企業がそれぞれの得意技術を紹介する。エネルギー産業のバリューチェーン全ての専門能力が結集するなか、山積する問題解決の革新的ソリューションが提示される。

Responsible:
NRW Japan K.K.
New Otani Garden Court 7F
Kioicho 4-1, Chiyoda-Ku
Tokyo 102-0094
Tel: 03-5210-2300
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E-Mail: contact@nrw.co.jp
URL: www.nrw.co.jp

City of Essen:
Claudia Peters
EWG - Essener Wirtschaftsförderungsgesellschaft mbH
Lindenallee 55,
45127 Essen
Tel: +49 (0) 201 82024-60
Fax: +49 (0) 201 82024-92
E-Mail: claudia.peters@ewg.de
URL: www.ewg.de

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